ダブルブリッド6、7、8、9
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ホントに。

作者はこんなの書いてて痛くないのだろうか?




八牧は既に死んでいる男のブーツを爪と牙で取り去ると、その足首に噛み付いた。ふくらはぎ辺りまで口に入れると、歯に力を入れる。簡単にちぎれたその足を、男に見せつけるようにそして噛んで飲み込む音がよく聞こえるようにしてやった。時たま口を開けて、彼の唾液にまみれてぐちゃぐちゃになった肉と骨を見せてやることも忘れない。



右腕が奇妙に捻じ曲ると、そのナイフの先端は片倉優樹の右こめかみに吸い込まれるように突き刺さる。刃半分をその頭に埋めたところで、ナイフを耳の方に向けて引く。てこの原理で抉り飛ばされたのは、優樹の脳の肉と。
――――――――右目玉。



優樹は血が滴る自分の左手にタオルを巻き付けていた。風呂のふちが凹むほどに叩き付けた左手からは痒みは消えている。
その代わり、骨と肉がはみだした。髄液まで流れ出したそれは、一応手ではあるもののとても手には見えない形をしていた。



胃液さえ一滴もでそうにない。だから今自分の口からでているのは血なのだろう。もしかしたらぐずぐずに崩れた脳漿が出ているのかもしれない。頭もだいぶ殴られた。口と脳はつながっているのだから中身が出てきてもおかしくはない。



猫の肉というものは味そのものには大差無い気がするが、やはり子猫のほうが食べやすいし柔らかい。
首の骨を噛み砕いて、頭と胴を分離させると、まず頭部から飲み込むことにした。肉もそうだが骨も子猫のほうが柔らかい。もっとも頭蓋骨と言うのはあまり好きではない。外側にある耳、噛んだ時に飛び出してくる目玉や脳味噌が猫の頭部を食べる時の醍醐味だ。







早急に続刊を希望します


では。



2005/12/4
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