がるぐる!<下>
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<上巻の感想> いやあ凄かった。 上巻の話もバウワウもMewMewも全部ひっくるめて、しかお最後の最後に全員集めて島の中心で戦わせるとか正気の沙汰ではないと思うが、
それをやってのけちゃったあたり真面目に凄いし、異常に凄い。 半分のあたりから既にクライマックスに入っていて、だんだん集まってくるわけだ。みんながみんな。 どんでんがえしもどんでんがえし。ナズナが普通に出てくるわ、戌井も狗木も出てくるわ、
雨霧は当然としても、護衛部隊とか誰だか分からんやつとかケリーとか葛原とかもう何がなんだか分からんほどに全員集まっていきなり戦い始めるし。 雰囲気として思いだしたのは9Sかな。
どっかの地下(希望だっけ?)にみんなが集まったやつあるじゃないっすか。あれとおんなじ感じで、しかもさらに混沌とした状況。
金島銀河が出てきて爆弾ぶっ放してからは誰が誰だか分からん状態で、そのなかで戌井と狗木は普通に戦ってるし葛原は素手で殴り飛ばすし、ああもう凄すぎるッ!! というかさ。なんでこんなに普通に全員を絡ませられるのか不思議でたまらないんだけどね。 途中から立場が代わるやつとか、いる場所が変わるやつとか、そんないろいろ変わりつつ、
それぞれがそれぞれで相手を知らずに出会ったり知って戦ったり知らないで戦ったり、
そんなことしながら最終的には一箇所にあつまってドンパチをはじめるわけで、
そういう細かいところなんか無視しても完全無欠にすばらしい構成だと思うんだが、
本人はプロット立ててないって言うからホントかよ!? みたいな。 そういうのは練習して付く能力なのかなーとか適当に思ったりして。 そういうことに関してはがるぐる<下>はとっても成田さんらしい本だったなあという感じで。 上の上の上 もうあれだ。この評価は絶対揺らがないと思う。 ではまた。
2006/5/23
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