お留守バンシー
ほんわかぬくぬく。
まさにそんな感じの柔らかい感じのお話でした。
なんだか分からないけどいつの間にか読み進んでいていつの間にか終わっていたというそんな雰囲気。
バンシーって名前かと思ったら実は妖精ということで、アリアという一人称というのがまたのんびりテンションをさらに加速させているんですね。
少ない人数の登場人物はかなりこった設定で掘り込まれてて、
ペンギンも、おばさまも、首なし騎士も、サキュバスも、ゾンビも、オジサンも、みんなキャラがいいですねぃ。
そりゃあ大賞もらってるんだから、って読んでみたら文章もつっかからないで癖がなくて読みやすい。
基本設定もそこまで難しくなくて分かりやすい。キャラクターもホントの悪人がひとりもいなくてすがすがしい。
まいじゃーでもあったけど、読む人を選ばない無難な作品だと思う。
まあそれだけに心に強く残るって事はあまりなかったけど、読後の清涼感は結構あってまあまあよかったかな。
続編も書きやすそうだし、絵もいいし。
まあそんなに特徴がなかったという点で、
上の下の中。
うーん。微妙ですな。まあ面白いよ。普通に。
では。
2006/2/12
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